自動運転車の車室内監視システムを開発。チーム体制でプロジェクトに参画、開発期間も圧縮

地域東海エリア
業種自動車部品
掲載日2025年 1月

概要

自動運転車の監視システム開発において、リーダーエンジニア含むチーム体制でプロジェクトを支援。即戦力エンジニアのアサインにより、開発期間を圧縮しました。

 

組み込みエンジニアのリソース不足が課題

自動運転技術の発達に伴い、将来的に無人化された自動車の登場が予想されています。自動運転システムを搭載した車両開発にあたり、お客様先において車室内外の安全監視や安全なドア開閉を行うシステムを開発する人材が不足していました。

ご依頼を受け、当社の組み込みエンジニアをアサイン。ソフトウェアに関する知識とスキルに加え、電子回路などのハードウェアの知見も長けており、1ヵ月程度かかると予想された業務をわずか3日で達成。当社のエンジニアリングサービスが評価され、若手エンジニアも含めたチーム体制でのサービス提供に至りました。

現場のリーダーエンジニアの指導に加え、当社側でも常時、研修チームでフォローし、MATLABによるプログラミングなど、チームのスキルを底上げしながらプロジェクトをサポートしました。

車室内外の監視システムの開発には多岐にわたるタスクあり

一言で「安全監視」といっても、システム開発の業務は多岐に渡ります。

1)安全にドアの開閉を行うシステムの開発

車内に取り付けたカメラで車室内外の広範囲を監視し、安全にドアの開閉を行うシステムの開発にあたり、MBD(モデルベース開発)やMATLAB(プログラミング言語)の使用が必須となります。

2)自動運転による無人化に向けた機能の企画・検討

具体的には転倒検知、乳幼児など人を含めた忘れ物検知の仕組みです。

3)故障モード影響度解析

自動運転車両のサービスについて、システムを構成する部品やシステム自体の故障要件を洗い出し、影響度と対策を検討します。

4)システムテスト

システムの機能試験や、車載ECU間の通信試験 (CAN通信)、車載ECUの故障試験を含みます。

同一のプロジェクトとは言え、各工程で求められるスキルは多種多様。社内で実行する場合、クロスファンクショナルな横断プロジェクトとなるところをSTELAQのエンジニア同士で意思疎通を図り、包括的なスコープをもって開発に挑むことができました。

プロジェクト横断複数エンジニアを派遣。PJ期間の圧縮も実現

本プロジェクトでは、車載領域に強いエンジニアの知見に加え、後続の若手エンジニア達もSTELAQの充実した研修制度のバックアップのもと、専門スキルを磨き、プロジェクトに無くてはならないメンバーに成長させたことが評価されました。

複雑性が増している車載システム開発においては、プロジェクトに合った開発リソースの活用が欠かせません。即戦力をスピーディに確保することで、複雑なプロジェクトでも効率的にプロジェクトを進行させていくことができます。

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